2019年12月15日日曜日

今年も感謝の一年

いつも講演先から、生徒さんのアンケート結果を送ってもらいます。

担当の先生によって、気を遣ってもらってか差し障りのない内容のもの数枚だったり、
たくさんの反応を届けていただいたりしています。
(基本的には色々な反応を見るのが好きなのですが、ディスられるのに耐性が無いので、
選別して送って頂けるのも優しさと感じております。)

今回は神港学園さんから、結構な枚数をファイルで送っていただきました。

その一つ一つに目を通しながら、生徒さんが熱心に受け止めてくれていたのが伝わり、
とても感動しました。(誤字・脱字多かったけどw)
何回も読み返しています。
一所懸命スライド作った甲斐がありました。

「今年もやって良かったな…」と喜びを噛み締めております。
お招きいただき、本当にありがとうございました。


今年も色々ありましたが、何とか無事過ごせたことを感謝しようと、
今朝、奈良法隆寺までお参りに足を伸ばしました。(実は仏像好き)

朝が早かったのと、京都ほど外国人観光客が多く無いせいでしょうか。
日曜日なのに本当にゆっくり拝観することができ、
仏様にも、じっくりと話を聴いてもらえた感じです。
ちょっとやる気が出てきました。

年賀状の準備が必要な時期になり、
妻の祖母が亡くなった場合は、喪中にすべきか否か?などと考えていたのですが、
(親等が離れているので、する、しない色々あるみたいです。)
感謝は捧げたし、次に進まな行かんな!という気になってきました。
年賀状プリントパックしようっと。

今年もあとわずか、皆様ももうひと頑張りしていきましょう。



2019年11月25日月曜日

講演が終わり、肩の荷が下りる

11月14日、21日と2週続けて講演会がありましたが、なんとか無事終了し、少しホッとしているところです。

14日は伊丹北高校、ここ最近は毎年呼んでいただいている学校です。
真面目な生徒さんが多い印象で、男女比率もほぼ半々ですが、
やや女性寄りの講演内容にもかかわらず、男子生徒も熱心に聞いてくれるのがいつも印象的です。

21日は神港学園高校、こちらは今回初めてお招きいただいた学校で、
男女比は9:1の、ほぼ男子校です。
「うわ〜内容どうしよう…」と悩みながらも、やや男子目線を増やす形で講演させてもらいました。

先生方もみなさん気さくで親切、
生徒さんも体育会系が多く、校門に入っただけで、爽やかに挨拶してくれました。

どちらの生徒さんも、私が言わんとするところが少しでも記憶に残ってくれれば幸いです。

11月に入ってから、肩痛から耳の奥が痛くなり、その後は頭痛…
と大後頭神経痛の症状が出て、「なんでやろ〜?」と苦しんでいると、
数日後「首のところに皮疹出てるで!」と妻からの指摘、
そこで「あー!、帯状疱疹か」と原因判明、すぐに治療を開始し、ようやく今に至っております。
(昔かかった水疱瘡のウイルスが、再燃してくる病気です)

出現場所が悪かったせいで、メチャクチャ症状が強く、
この2、3週間は本当に苦しかったです。

年齢とストレスから来たものでしょう。
「家庭のストレスではないか?」という私の診断に、妻からの同意は得れませんでしたw
いずれにせよ、健康に過信せず、年齢という数字も横目で見とかなイカンと自戒の日々を送っております。
(50歳、男性、疲労とストレスで帯状疱疹ヘルペス発症…って珍しく無いです。)
落ち着いたら、ワクチン接種しようっと…


2019年11月15日金曜日

芦屋市が動いてくれました

厚労省の「積極的な接種勧奨を控える」という玉虫色の通知によって、定期接種であることも忘れ去られていた子宮頸がん予防ワクチンですが、ここ最近の医学会などからの接種推奨の機運もあり、次第に接種に来られる数が増えつつあります。

しかし、小学6年生から高校1年生の女子を持つ家庭の中では、そんなことが行われていることすら知らないという状況も多々あり、情報格差のようなものが生じています。

「接種するしないは各自で判断してもらうにしても、情報が提供されていないという現状は一婦人科医としては嘆かわしいことであり、せめて我が街だけでも先んじてそういうことが出来ないだろうか…」

そのような訴えに、J党芦屋市議のK先生が声を上げてくれ、芦屋市教育委員会も即応、
対象年度の生徒さんの保健学習の中で、予防接種の存在を情報提供していただけるようになりました。

もちろん市の立場としては、選択肢の一つとしての情報提供となりますが、それで充分のように思います。


今回積極的に動いてくれたのは、副院長(妻)の方なのですが、芦屋市の迅速な対応に「もう、この街の婦人科医としてやり残したことないわ…」と喜んでおりました。
(いや、他の大概の仕事こっちに押し付けてるやん…というツッコミはこのブログの中に留めておきます)

芦屋大好き




2019年9月23日月曜日

ラグビーW杯が面白すぎて、気力が復活

ここ数年8、9月は多忙を極め、日々のタスクをこなすので精一杯になります。
今年も、オペ、講演依頼、はたまた祖母の遺品整理などなど、まだ課題たっぷり…

そんな時はいつもの「現実逃避オサボリモード」が発動し、
ブログ更新も当然滞る訳です。

しかし、元ラグビー部、芦屋のレイドロー(自称)
ラグビーW杯開幕と共に、元気が出てきました。
神戸でのイングランド×アメリカ観てきますよ。T先生チケットありがとう!

さて、

予防できるガンに罹ってしまうのはあまりに寂しいじゃないか❗️
との思いからの前々回ブログ、
(子宮頚がん予防ワクチン)「高1女子は9月まで」はプチ反響があり、
少しずつですが、接種される方が増えてきたことをお伝えしなければなりません。

また、副院長からのSNSでの呼びかけで
芦屋市議(男性!)がワクチンの事を議題に上げてくださったようです。

もちろん立場的に、接種するしないかについては公平なスタンスのようでしたが、
市としての無料接種期間の再度の周知、中学生などへの教育の必要性などを議会で訴えていただけたようです。
(肝心の女性市長の対応はトホホな感じ…しっかりしてほしいものです)

あと無料接種期間についてですが、

合計3回(1回目、2ヶ月目、6ヶ月目)を全部無料にするには、
9月〜10月までに1回目を済ませないといけないというだけですので、

時期を逃した場合は、
2回分は無料で、あと1回は自費で、などという考えとかも有りかと思います。

そもそも、

子宮頚がんの原因になるHPVワクチンは、広義の性行為感染症と言えますから、
パートナーが子宮頚がんになったら、それは男性側の責任に負うところが大きい訳ですよ。

今年の高校生向け講演では、男子向けにその辺りについて説明していきたいと考えています。

おっ、やっぱり気力復活してますね。









2019年7月27日土曜日

今年のテーマが終わった

今月10日に豊岡から呼び寄せたばかりの祖母が他界しました。
今年のテーマは介護だ!と気合いを入れていたのに残念です。

誕生日が命日という奇遇…
前日まで普通に過ごしており、翌日の誕生日に備えて着替えまで支度してありました。
施設の方が、夜の見回りの時には普通に寝ており、
朝食に降りてこないので確認に行くと、心肺停止していたそうです。
苦しむこともなく、幸せな最期のように思います。
誕生会を前にドキドキし過ぎたのでしょうか?

「孫たちに迷惑を掛けたくない」 が口癖でしたが、
12日午前診を休診させていただくだけで、何とか葬儀を終えることができました。
(急な予約変更にもかかわらず、快く対応してくださった皆様に感謝いたします。)

それからまだ2週間ほどですが、お陰様で診療で忙しくさせてもらっており、
私達はもうすっかり、平常モードです。
罰当たり?いえいえ、こんな職業なので、死生観が少し違っているのかも知れませんね。

結局、介護とは縁遠かったのか…と思いつつ、今日も頑張ります。
でも、多少は施設のことや介護医療のことに触れることができて勉強になりました。

2019年6月23日日曜日

高1女子は9月まで(いや、10月までなら)

ホリエモンこと堀江貴文さんについては、好きだ嫌いだと色々な意見があると思います。

私自身も、彼の合理的な考え方には、なるほどなあと感心することが多い反面、
『人情より上に来るものなんて、なんかあんの?(吉川晃司語録より)』って感じで反発したくなる時もあります。

しかし、今回読んだ彼の著書「健康の結論」は完全に前者です。
人生100年時代の予防医学の大切さが実に合理的に著されています。
(文字も大きく、1,2時間で読める方も多いと思います。)

その中で、子宮頸がんワクチンの事についても1章割かれていて、
クリアカットに説明してくれています。
私たちが啓蒙するより、よほど要点も絞られていて明解です。
(1冊院内に置いておこうと思います。)
やはり予防できるものはしておいた方が良いでしょうと思わせてくれます。

国内ではほぼ接種が止まってしまっていた頸がんワクチンですが、
当院では、毎月何人かの中・高校生が接種しに来るようになりました。
(医療関係者の親族、お知り合いの方が多いように思います。)

残念なのは、公費で接種できるのは高1の終わりまでという事ですね。
注射は初回・2ヶ月・6ヶ月と計3回うたなければいけないので、
9月までに初回接種しないと3月末までに3回目が終了しません。
(3回目を5ヶ月目で接種しても効果が変わらないという情報もありますので、
せめて10月までなら公費内で完了出来ると思います。)
接種する人が少ないのですから、せめて高3まで公費対象年齢あげて欲しいですよね。

あと副反応についてですが、重篤なものはほぼ無いと言って良さそうです。
ワクチンが原因と思われる副作用で、
重篤だが改善するものは2000例に1例、改善しないものは20000例に1例です。
1学年200人の学校で治ったけど重篤だった生徒は10学年に1人
治らないほど重篤だったのは100学年に1人という計算です。)

メディアで取り上げられていた副反応の多くは、
POTS(体位性頻脈症候群)という自律神経障害であり、
ワクチン接種特有のものでは無いことがWHOから発表されています。

それでもやっぱり…という方。

ズバリ、そういう方は接種しなくて良いと思います。(ここはホリエモン流で)

親御さんの過剰な心配がPOTSを引き起こし、治療困難にすることも多いそうなので、
そういう方には治療用ワクチンなどの医療の更なる発展を待ってもらうしかないですね。


2019年5月19日日曜日

普通にカフェラテの方が美味しいでしょ?

令和になっても、そう日常に変化がないことに気が付き始めた今日この頃です。

それに5月7日は当院の開院日だったのですが、とうとう干支が1周したにも関わらず、
スタッフに言われるまで気付かず、相変わらずあたふたしておりました。

未だ「半人前感」抜けず・・・といったところです。

さて本日、言いたかったのは、
「最近、豆乳の飲み過ぎ(大豆イソフラボン摂り過ぎ)で出血する人多過ぎる」
ってことです。
ピル服用中の若い人から、閉経後の方まで、
今までホルモン剤服用中に何も無かったのに、
「最近シート途中で出血が・・・」
「豆乳とか良く飲んでませんか?」
「あっ、年明けからお肌キレイになるって聞いて毎日飲んでます」
「それ、ちょっとやめてみて!!」
みたいなやり取りが凄く多い。

大豆イソフラボンは女性ホルモンと構造が類似していることが知られており、
更年期症状に対するホルモン療法の代替療法としても一定の効果が認められています。

しかし、高容量・長期間の大豆イソフラボン投与が
「子宮内膜増殖症(生理の素を増やしちゃう病気)を増加」
させることは案外知られていません。

内閣府食品安全委員会からも、過剰摂取による癌のリスクを考慮し、
通常の食品に上乗せするイソフラボン量の上限が設定されています。

主に、サプリなどに対する警告なのですが、個人的には豆乳も結構良くないかなと・・・

普段でも、納豆やお豆腐、お味噌汁を摂っている人なら、
それに1日コップ1杯の豆乳でアウトでしょう。

豆乳を良く飲むようになったのは、ここ20年くらいではないですか?
それにソイラテなどでブームになったのは、この10年くらいでしょうか?
これは今までの食習慣から見れば、サプリを加えているのと同じじゃないでしょうか。

そんなに体に良いなら、長い歴史の中でもっと飲用されていたはずですよね。
きっと何か訳があるんですよ。さほど愛飲されていなかった訳が。

味が急激に良くなった?でもソイラテだとコーヒーの風味飛んじゃいません?
何でも「摂り過ぎ」はいけませんよ。

生理痛がキツイ方も控えた方が良いです。
3食の中で大豆製品を普通に摂取していれば、プラスαは不要です。
たま〜に位で充分だと思いますけどね。



2019年4月9日火曜日

令和…言ってみたかっただけ

新元号が決まり、昭和生まれには馴染みのある語感ですからもう慣れちゃいました。
こういうオリエンタルでミステリアスな伝統は、外国人観光客も喜んでくれそうですね。

さて今月末からの10連休ですが、休日診療所の混雑を避けるため、
各医療機関に、なるべく途中に診療日を入れてもらいたいとのお達しがありました。

そこで、4月30日(火)と5月2日(木)は通常通りの診療としました。
(木曜日はいつも通り午前診のみです)

後日「4/30〜5/2に診療する市内医療機関一覧」がFaxで送られてきましたが、
結構ガッツリと休みにするところも多く、思わず苦笑してしまいましたが…
ウチは頑張ります。

ここのところ体調が優れず、
ストレスからの顔面痙攣や人間ドックで要精査が出たりで、
特に3月はちょっとしんどかったです。(結局は悪いところはなかったのですが…)

それも先週ぐらいから随分とスッキリしてきて、復調の兆しです。
やっぱり人間も、メンテナンスしないと長持ちしないんでしょうね。

うちの長生き祖母は、同じことを何度も話していることもありますが、
施設の方のメンテナンスのおかげもあり、段々と元気になってきました。
(うちの息子(孫)とは「受験生は大変ですなあ〜」「いや、もう終わりました」
という会話をここ2ヶ月は続けていますが…)

皆さんもメンテナンスが大切ですよ!




2019年3月26日火曜日

2月は逃げる、3月は去る

 先月は委託先の検査会社のラボが火事になり、検査が一時的に出せなくなるという事態が起こりました。
 
 やむなく他の検査会社さんに代替でお願いしたのですが、足元を見るように検査費用を吊り上げてくる業者もありました。
 結局、そこには依頼せずに済みは、別の良心的な会社に助けてもらいました。
(LSIさん、ありがとう!!)

 人間でも企業でもこういう時こそ、その体質って出ますよね・・・

 そうこうしている間に、息子の高校も決まり、昨年講演で呼んでいただいたあの明石高校美術科で、本格的に芸術の道に進むことになりました。

 学業もそこそこ自信はあったようですが、もう迷いはなくなったようです。

 スポーツの強豪校もあれば、勉強の強豪校もあり、音楽・芸術の強豪校もあります。
本気でその道を目指すのであれば、なかなか二刀流とは行きませんね。

 当院でも、月経調整で来院されてた高校生、中学生が続々と吉報を届けてくれました。
(正直、月経調節に来る生徒さんらってなぜか毎年合格率高いです)

 皆さん、春からの新生活を充分にエンジョイしてくださいね。


2019年2月2日土曜日

ここのところ介護がらみです

いつものように産経新聞を眺めていると、「在宅善哉」という連載コラムが目に入りました。
その脇には見覚えのある顔写真…大学時代の友人の女性ドクターでした。

在宅医療がテーマのとても面白い内容で、
思わずFacebook(もうたまに眺めてるだけですけど)で連絡を取っちゃいました。
これからの連載も楽しみにしています。

そして、前回にもお伝えした豊岡から呼び寄せた祖母は、
今度は施設でふらついて転倒し、前腕骨折の大ケガ。
体の無理が効かなくなってきているのに、
こんなはずではと頑張ってしまうようです。
「迷惑かけてすみませんなぁ」と可愛く呟く91歳…ええんですよ、そんなん


このタイミングで先日、医師会主催の在宅医療推進協議会という講演会に招かれました。
在宅医療における婦人科領域の対応についての質疑応答形式の講演です。
近隣の介護施設の方などが来られていて、
いろいろご質問いただきとても有意義な交流になりました。
今後、当院としてもできる限り協力していきたいと思っています。

そんな訳で、2019年のテーマは「介護」になりそうな予感ですね。

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芦屋市, 兵庫県
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