2012年2月23日木曜日

子宮頸がん予防ワクチンの方針

子宮頸がん予防ワクチンの公費接種が、来年度も継続されることが決定しました。

以前は「サーバリックス」というワクチンのみでしたが、昨年秋より「ガーダシル」というワクチンも承認され、2種類より選ぶことが出来ます。どちらも3回接種なのですが、途中で変更はできません。

以前もこのブログで紹介しましたが、「サーバリックス」は効果持続が長いと予想されており、「ガーダシル」は尖圭コンジローマという性病にも効くオマケ付きです。

どちらがお勧めとかは全く無いので、患者さんに説明して選んでもらっているのですが、患者さん自身も決めかねるようです。

そこで、公費接種の方は「ガーダシル」を、その他の任意の方は「サーバリックス」という基本方針と致しました。

理由は、「ガーダシル」の方が、若干、有害事象(赤くなったり、腫れたり)が少ないといわれており、中・高校生には向いているかな?と思えること。20歳以上の方は、効果持続が長かったり、やや防御範囲が広いかも?といわれている「サーバリックス」の方が良いかなと考えたからです。

診療の混乱を避けるためでもあり、どちらでも対応はできますので、ご要望のある方は遠慮なく仰って下さい。

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