2013年9月15日日曜日

高校生からの取材

先日、近隣の高校の放送部の生徒さんから、「新型出生前診断(NIPT)について医師からの意見を聞かせて欲しい」という依頼がありました。

「それだったら、分娩を中心にされているドクターの方が適任では?」とお答えしたのですが、「そう思ったんですけど、忙しいからと断られて、学校の先生から、そちらなら取材受けてくれるはずって言われて…」とのこと。そんなのお安いご用ですって引き受けちゃいました。

真面目そうな生徒さんが二人来られて、レコーダーを用意し質問開始。全国大会で取材内容を発表するそうです。

質問内容は意外とシンプルで、「新型出生前診断の是非について」

新聞などに載っている生命倫理の問題に絡めて、命の選別につながるので良くないとか、健康な子を産みたいと考えるのは自然なことだ、という意見を想定していたとのことです。

でも、こちらの意見としては、「是非論・善悪論という2元的な問題ではないのでは?」と答えさせてもらいました。

産むまで分からなかったものが、診断技術の発達である程度予測可能となり、将来は異常が見つかった時にそれをどう治療していくかという流れがあると思います。現在では診断の段階までの進歩で、治療が出来ないため、産むか産まないかの問題となるわけです。

現世で享受出来る診断技術を利用するか、否かは完全に個人の選択(その結果にどう対処するかも)であって、2元的考えを医師が挟む余地があるのでしょうか?

個人的予測では、上記の流れがある限り、ますます検査希望者は増えていき、むしろ検査のコストダウンを望む声が高まるでしょう。そして、今度は治療を期待する機運が高まるでしょう。それが可能になるのは何年先になるのか分かりませんが…


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