2020年3月29日日曜日

敵は思ったより手強い

コロナ、コロナでメンタルがやられそうですね。

かく言う私も、ジョンズ・ホプキンス大学のウェブサイトで
しょっちゅう各国のコロナ感染者の推移をチェックしてしまい、
何となく調子が悪くなりました。

各国のdaily increaseの推移を見ていると、
中国は明らかに、ある時点でまともに検査することを放棄しているように思います。
と同時に、全く情報も入らなくなってきた気がします。

日本の主要メディアが、これにダンマリなのがとても恐ろしいのですが、
少なくとも、外出制限が厳密であるほど封じ込めが奏功するのは事実のようです。

韓国のローラー作戦の結果を見てみると、ここ最近、患者増加数は減ってきています。

嬉しい情報だとは思いますが、新規で検査を受ける人自体が減っているのでは無いでしょうか?
やはりここは感染者の数より死亡者数で見ないと、よく分からなくなりそうです。
検査の数だけが重要では無いと言うことは間違いなさそうです。

ただ、前回のブログで、韓国が医療崩壊していると書きましたが、
その後の死者数の推移を見ていると、あれは初期の一時的なもので、
彼の地の医療者が必死で崩壊を防いでいるのがわかります。

台湾は官民一体で本当に素晴らしい防疫が出来ていると思います。
東アジアの一員として学ぶところが多いです。

日本も、少し状況が厳しくなってきている(欧州からの帰国組によるもの?)
ようですが、
今のまま、「密閉空間、密集場所、密接場面」の3つのリスクを避けて、
医療崩壊を防ぐよう、協力していきましょう。

感染者の8割は軽症とのデータがありますが、やはり罹ってはいけません。

イタリア、スペイン、そしてアメリカ…
うちは今、カナダに子供がいるので、とても不安です。
(幸い大都会では無いので、今のところは患者数もわずかですが)

各国で医療者が、疲弊しながらも奮闘していることでしょう。

私も、同業者の端くれとして、己の無力さを嘆きつつ、
エールを送る日々を過ごしています。

治療法の確立とワクチンができるまで…
明けない夜はありません。あと少しです。


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