2010年3月27日土曜日

養護教諭の方々との勉強会

 昨日、芦屋国際中等教育学校で芦屋・宝塚地区の養護教諭の方々との勉強会に参加してきました。今回は主に子宮頸がんワクチンについての説明をさせて頂きました。小規模のアットホームな会合でしたが、たくさん質問も頂いて活気あふれる良い勉強会になったと思います。1時間半ほどの時間があっという間に過ぎたような気がします。このような機会を与えていただいたことをこの場を借りて感謝いたします。(次回はこちらからもっと先生方に質問をぶつけて行きたいと思っています。)
 これからも一緒に思春期教育を頑張っていきましょうね!

2010年3月14日日曜日

「事実」と「意見」

先日読んでいた本の中で、「事実」と「意見」ということについての記載がありました。最近の新聞・テレビの報道姿勢にうんざりしていたのですが、これを人に伝えるのに的確な表現が見当たらずモヤモヤしていた時にこの二つの言葉に出会いました。客観的な「事実」という情報が欲しいだけなのに、「意見」が散りばめられた情報の多いこと…。取捨選択しながら情報収集しています。同様に感じておられる人も多いと思います。
産婦人科分野では奈良県大淀町の「妊婦たらいまわし(このような表現自体許し難いです)事件」の顛末はメディアが一方的な「意見」を著した一例です。結局この事件は刑事はもちろん民事も遺族側の全面敗訴となりました。しかし当初の医療ミスを思わせるようなセンセーショナルな報道は遺族や医療従事者の心を折るに十分なものがありました。皆さんの中にも医療事故という印象を残したままなのではないでしょうか?「事実」だけを報道していたら問題点のみが浮き彫りになったはずです。
自身の体験でも、私をドキュメンタリー番組に取り上げてくれたテレビ局のプロデューサーさんは何日間も丁寧に取材しながら「印象に残った場面や言葉を積み上げていって、後は視聴者に感じてもらいます。」と語っておられました。しかし、その後に来た某局は「ここで会議してる様子とか撮らせてくださーい。」と自分たちの描いた絵にのせようと突貫工事の様相でした。(ネガティブな放送でなかったのは幸いですが。)メディア業界の中でもそれぞれ葛藤はあると思いますが、受け取り手側である私たちもしっかりと吟味しないといけません。

2010年3月8日月曜日

ブログ始めて早一年

今日は外来が大変多くお待たせした患者さんにはご迷惑をお掛けしました。高校生から76歳の方までと当院らしい幅広さでした。
さて、このブログも開始から約一年が経ちました。本日は午前・午後ともに「男性」医師である私が担当しましたが、以前ブログで嘆いていた「絶対女医さん希望」という方も今はすっかりいなくなったなと実感します。「奥さんの方に診てもらって…」とか「旦那さんの時に話したんですけど…」というフレーズをよく耳にするようになり、夫婦でやっているクリニックという認知がかなり広まってきた気がします。
そういえばブログ第一回は「まつ毛美容液」の話でした。あの美容液は結構売れたのですが、最近はまつ毛育毛効果のある薬があって副院長もスタッフもそちらを使っています。「育毛剤があるのに今さら美容液じゃアカンやろ?」とのことです。先日も「また(まつ毛美容液)置かないんですか?」と患者さんに聞かれたみたいですが、「今は育毛お試し中です(笑)!」と即答。私などから見れば去年勧めていたものをいきなり「今はコレよ」みたいに翻してよいものかと思うのですが、女性陣には関係なし。美容は「実力第一主義」といわんばかりです。またその患者さんも「それってどんな薬ですか!!」と興味津々で身を乗り出してこられたとの事です。そのあたりの感覚とか切り替えの早さって言うのは本当に女性のたくましさを感じますね。

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芦屋市, 兵庫県
阪神芦屋駅北へ徒歩2分。JR芦屋・阪急芦屋川からも徒歩8分の便利なクリニックです。