2012年12月10日月曜日

もう年末・・・

あっという間に年末になってしまいました。

当院は、年内28日(金)の午前診で終了です。年初は1月7日(月)からになります。

今年はちょっと長いかなとは思いますが、特にどこかに出かけるというわけではありません。

このエリアは、皆さんゆったりとお出かけになる方が多いので、3が日が明けるともう週末ですし、芦屋セレブにならって英気を養うこととしました。(お薬取りに来られる方はご注意を!)

年初の誓いで、今年はおとなしく・・・と考えていましたが、本当に無事過ごすことができ良かったです。

来週選挙もありますが、来年はどのような年になるのでしょうか?

最近、自転車を買って週末には街をぶらぶらとしているのですが、見渡せば、サイクリングしている人、ジョギングしている人、山登りに向かう人を結構見かけます。

その中には、ついこの間まで、ブランドものの服やバッグを買い求めていた女性やチョイ悪を気取っていた男性もいるのではとお見受けします。(年季の入った人に比べて、グッズがファッショナブルなんですよね)

本当に欲しいものが無くなってきたんじゃないかな、と思うんです。テレビや家電とかはどれだけ多機能になっても、爆発的ヒットは難しいでしょうね。その代り、生活の豊かさをみんな求めているんじゃないですか?

ガーデニングや家庭菜園、家の日曜大工何かも、もっと流行りそうです。

医療はどうでしょうか?医療ツーリズムという海外からの患者さんを取り込みましょうという考えもありますが、うちのクリニックでやることではないですね。当院はあくまで地域密着です。

『婦人科で何かあったら、とりあえずあそこに行っとき』といわれるよう、来年も質の良い硬派な婦人科を目指して、頑張ります。





2012年11月14日水曜日

生徒諸君の反応 2

男子「性について必要な知識や恐さがわかったので良かった。笑えるところもあり、楽しく聞けた。性病の恐さをよく知れたのが良かった。」・・・男子マジメやね

男子「話がわかりやすく、よく頭に残ったので良かった。資料と組み合わせて話されていたので、見やすくて、スッと頭に入ってきたので理解しやすかった。」・・・本当に今回は、男子諸君が素敵な感想を書いてくれているのが印象的です。

女子「図などが多くて、わかりやすくてよかったと思います。嵐はやめてほしいです。」・・・アンチ嵐もいるんですね。使う写真も気を付けなければいけませんね。

女子「性の話ってことで、普段聞きにくかったり、知ろうとしなかったことを、分かりやすく話してくれて良かったと思います。嵐が出てきてテンションがあがりました。病気になるかもとか常に危険と隣り合わせなんだってことを自覚しました。」・・・でも、やっぱり嵐ファンもいるからねぇ(笑)

感想にもあったように、私自身が男性ですので、男子がオマケにならないように気を付けて講演するようにしています。

とかく、今までの性教育講演というと、男子が悪者(ないしはオチ)として使われることが多かったように思います。

性病・妊娠で体に受けるダメージは、圧倒的に女性の方が大きいので、「悪者(男)から(女性の)身を守る」という構図は効果的ではあると思います。

でも、男性も知識不足に起因することが、かなり大きいのです。悪ではなく無知だったのでしょう。(どちらも罪なことですが・・・)

「お互いでお互いの身を守る」・・・これからのキーワードだと思います。生徒諸君にも、伝わっていればいいなと思います。

また、来年もやる気出てきました!!

2012年11月3日土曜日

生徒諸君の反応 1

先月の学校講演では、昨年に引き続き、終了後にアンケートを書いてもらいました。
先生が、それを集計して下さり、その資料を当院にも送付してくださいました。

結果、話の内容が「よくわかった」「ほぼわかった」という答えが、全体の実に95%を占めました。

私の心配も杞憂に終わりました。あの講演の後、少しレスポンスの悪さを嘆いていたのです。

その後、ある生徒さんがこのブログに講演内容を褒めてくれる投稿をしてくれましたので、気分は随分と持ち直していましたが・・・

アンケートに書かれたコメントを拝見していると、みんな結構真剣に聞いてくれていたんだなあと感心しています。去年に引き続き、熱い感想を届けてくれました。何個かピックアップしてみましょう。

女子「中学で何度か講演会があったけど、いちばん分かりやすかったです。病気になったら怖いなと思いました。自分の体のことなのでちゃんと気をつけて行動しようと思いました。」・・・ありがとうね

男子「とても将来に役に立つことが聞けました。先生が男性なので、男目線の話も聞けたのでよかったです。」・・・男子からのこの感想、ホントに感激する

女子「性についてよくわかりました。人間って難しいなと思いました。でも、大切なことなんだなとも思いました。女と男は違うからいろいろと大変なんだなと思いました。」・・・権利に差はないけど、性の差はある。ホント、どんな時代になるんだろうね

男子「講演をしてくれた先生のしゃべり方がおもしろかった。パワーポイントの使い方がうまかったから見習いたい。こわい病気もあると知ったから予防したい。阿部先生にはがんばってほしい。」・・・おう、お前も頑張れよ(笑)

次回に続く・・・


2012年10月14日日曜日

生理が楽しみ!?

当院のスタッフは皆、OC(低用量ピル)ユーザーです。(もちろん男の私以外!)

こちらから積極的に勧めたことは一度もないのですが、患者さんへの説明を横で聞いたり、実際に月経にまつわるトラブルが解消され、スッキリとした顔になった患者さんを見ているうちに使ってみたくなるようです。

一人二人と使い始めると、あとは私の頭越しに「口コミ」が行われ、新人さんも晴れてユーザーと成ります。

今回の新スタッフも重い生理痛に悩んでいて、PMS(月経前症候群)もひどかったようです。よくあるパターンですが、鎮痛剤もあまり使わないで我慢していたようです。

「そんなん絶対⚪⚪⚪(商品名)飲み!」と、私が言うより早く、他スタッフから勧められ、服用開始。

今月で2シート目に入りますが、感想を聞くと、「先月、メッチャ楽になったんで・・・今月もこの感じならすごく楽に乗り越えれそうなんで、楽しみなんです!」

生理が楽しみって・・・それ、OC普及に力をいれてきた我々には泣かせる台詞ですよ。

また、迷っている患者さんがいたら、体験談を披露してアシストしてもらおうと思います。

良いスタッフにも恵まれ、幸せに診療させてもらっています。

2012年10月11日木曜日

ピリッとしなかった

10日の水曜日に、夕方の診察までの間を利用して、高校へ講演に行って来ました。

この学校では「思春期の性」を主題に、毎年1年生を対象に講演し、今年で3回目になります。つまり、今年で全学年に講演したことになります。

時事ネタを盛り込みつつ、毎年スライドを作って、気合をいれてメッセージを伝えているつもりなのですが、今年は過去2年に比べて、リアクションが薄いというかレスポンスが乏しい気がしました。

内容を盛り込みすぎて、消化不良になってしまったかなあと反省していますが、少し寂しい感じです。

例年は、スライドを眺めながらクスクス笑ったり、目が合うと照れて下を向いたりしながらも、話に入ってきてくれている感じがしたのですが、心ここに在らずという雰囲気でした。

また、アンケートの結果を伝えてくださるとのことでしたので、次回までの参考にしたいと思います。意外と高評価であることを期待していますが…

先生も「はい、礼」で静かに始まり、「どうもありがとうございました。みんな聞いてましたか…」とそのままホームルームが始まる始末。宙ぶらりんな感じのまま、知り合いの先生に誘導され会場を後にしました。

講演後の「ありがとうございました」の声や拍手の具合で、手応えってわかりますよね。一応呼んで頂いたからには、その辺は仕切ってもらいたかった所です。イカン、愚痴ってしまった。

でも、「お願いしまーす、ハイッ!」「お願いしま〜す」,「今日はありがとうございました、全員拍手!」「パチパチ」たったこれだけ。文字に起こすだけでも、元気な感じするでしょ?挨拶って大事ですから。

まあ、何か少しでも記憶に残ってくれてたら嬉しいです。高校生活これから、元気だして行こう!
また来年に向け、ネタを仕込んでおかなければいけません。




2012年10月8日月曜日

国際高校へ行ってきました

10月3日(水)に兵庫県立国際高校に行ってまいりました。

目的は、PTAの方対象の「思春期の月経痛・月経周期のコントロール」がテーマの講演会です。

好評につき(?)、去年に引き続きのご依頼です。

内容は、昨年同様、月経の仕組み・OC(低用量ピル)の話・月経移動法の説明でしたが、昨年よりも皆さんの質問も活発で、大変、熱気を感じる講演会となりました。

この一年でも何人かの生徒さんが当院を受診されましたし、お母さま方の中でも受診歴のある方が増えたせいか、皆さん親近感を持っていただいて、距離感がぐっと縮まった感じでした。私のお気楽ぶりがこんな風に役立つとは・・・

講演終了後には、会長さんから「これからも毎年来て欲しい。」という、有難いお言葉もいただきました。

もちろん時間が合えば、いつでも参上します。また来年に向けて、小ネタも用意しないといけませんね。

来週は、これまた恒例行事となりつつある宝塚西高校へ行ってまいります。

2012年9月17日月曜日

シンポジウムに参加してきました

9月13日に製薬会社の主催するシンポジウムにパネリストとして参加してきました。

OC(低用量ピル)や思春期講演での第一人者である蓮尾豊先生を座長に、OC処方日本一の茶屋町レディースクリニック・出田先生、おおつかレディースクリニック・大塚先生、志馬クリニック四条烏丸・志馬先生といったビッグネームの中に、場違いな感じで紛れ込ませていただきました。

なぜ当院が選ばれたのかと問うと、製薬会社さんは「先生のところが、この界隈ではOC処方数が図抜けていますので・・・」との答え。光栄ですが、その1か月の処方数も茶屋町レディースクリニックの1~2日分だそうです。さすがスケールがでかい!

蓮尾先生には二次会で最近の思春期講演のスライドを見せていただきました。大まかな内容は私が行う講演と変わらないのですが、私のが、高校生にもわかりやすいように、予備校の授業(知識を楽しく学ぶ)のようなテンポで進められていくのに対し、蓮尾先生のスライドには思春期の子供たちへの愛情を感じました。精神的なケアの部分にかなり重点が置かれているのです。

例えば、もし「望まない妊娠は避けましょう」と講演した生徒さんの中に、「望まない妊娠」を経験した子がいたならどうする。その子の気持ちも考えて講演しないと・・・ということです。自分の包容力の無さを思い知らされました。

あと、皆さん共通するのは、クリニックのコンセプトが明確であるということです。当院も手探りながら、地道にOCの啓蒙・思春期教育などをやってきたおかげで、このような出会いを頂けたのでしょう。クリニックの方向性は間違ってはいなかったようですね。

2012年8月26日日曜日

講演に備えて

相変わらず厳しい残暑が続きますね。

お盆休み明けからも、たくさんの方が受診され、休みボケも一瞬で吹き飛んでしまいました。

10月にはまた、宝塚西高校での生徒さん向けの講演と、県立国際高校でのPTAの方への講演依頼を頂きました。

私共が参加させていただいている「避妊教育ネットワーク」の先生方のお話しですと、例年の思春期教育に加え、最近では「この年齢くらいまでには妊娠しましょう」という話も付け加えているとの事でした。

つい数年前までは、妊婦さんでも「私って、マル高(高齢出産)に当たりますよね?」と患者さん自身が、出産年齢によるリスクを気にされていました。しかし、ここ最近は、40歳を過ぎた方が「そろそろ、本格的に子供が欲しいなって思って・・・」と受診に来られるケースが多いような気がします。

出産年齢が35歳以上で高齢出産ですから、40歳を超えると妊娠すら難しくなります。しかし、メディアに流れる芸能人の高齢妊娠のエピソードを耳にし、知らず知らずに45歳くらいまでは大丈夫と考えている方が意外に多いのです。

しかし、考えてもみてください。不妊治療を受けたことを公言している芸能人の方でも、妊娠が成立したら、将来のお子さんのプライバシーのことを考えて、「不妊治療を続けていたけどなかなか授からず、あきらめて自然に任せていたら偶然授かりました・・・」と言うんじゃないですか?でも、現実はほとんどが体外受精でしょう。

「35歳までには妊娠しましょうね」と、私も講演内容に加えていこうとは思いますが、今の高校生がその年齢になった時に、無理なく妊娠出産できる社会制度も作っていかないといけません。

お盆休みにマレーシアに旅行に行ったのですが、彼の地は人口動態もきれいなピラミッド型らしく、みんな優しくのんびりしている感じでした。「隣の芝は青い」だけかもしれませんが、資源を持っている国っていうのはなんだかんだでゆとりがあるのかもしれません。

政治にも期待しますが、日本も資源国なら、「忙しいのに余裕なし、その上子供なんて・・・」ってことにはなっていないのかもしれませんね。あっ、それならこんなに発展もしていないか・・・。うーん、難しい。



2012年8月11日土曜日

お盆休みについて

新しいスタッフが二人決まり、今月から少しずつ手伝っていただいています。お二人とも仕事勘が良いのか、最初から患者さんへの応対がサマになっていて感心しています。不慣れな点はあるかとは思いますが、皆様にも他のスタッフ同様あたたかく見守っていただけましたら幸いです。

さて、お盆が近づいてまいりましたが、今年は8月13日(月)~18日(土)まで1週間のお休みをいただきます。例年は、職員研修に合わせて、7月末に1週間お休みさせていただいておりましたが、今年からお盆に合わせることにいたしました。お薬の処方を受けておられる方は、ご注意ください。

8月9日・10日に、いつもお世話になっている「ダンス・オブ・ハーツ」さんの公演がありました。私は9日の公演を観劇させていただきました。

当日は顔なじみの生徒さんが多い中で、身の置き所がない思いの最前列真ん中席での鑑賞となりました。その迫力・熱気たるや・・・もう最高です!できるだけ視界の妨げにならないよう、身を小さくしていたつもりだったのですが、翌日「めちゃ目立ってて笑いそうになった・・・でも緊張が解けて良かったかも」とありがたい(?)メッセージをいただきました。今度は端っこでいいですw

新スタッフ加入とハーツ生からまたエネルギーもらって、お盆明けからも頑張ります。



2012年7月15日日曜日

新規スタッフ募集

予約制へも何とかスムーズに移行でき、ネットでの予約の方も増えてきました。

初診の方は、ネット予約のほうが敷居が低く感じていただけるようです。とは言え、まだ電話予約の枠を多目に用意していますので、当日予約など、お気軽にお電話ください。

さて、先日このブログでも少し触れましたが、友人がある市長選に立候補いたしました。結果は残念ながら落選。現職の組織戦略の前に惜敗してしまいました。残念会に参加させてもらいましたが、友人達の叱咤激励を受け、リベンジを誓ってくれました。「負けに不思議な負けなし」野村克也元監督の言葉ですが、惜敗とは言え何かが足らなかったのでしょう。でも、残念です。

当院はといえば、久し振りの新規スタッフ募集です。スタッフの一人が、前職の関係先に正社員としての採用が決まったということで退職されることになりました。次の職場でも頑張っていただきたいと思います。

電子カルテ導入後、受付業務が簡素化されましたので、新しい方でも比較的早く仕事が覚えられると思います。となると、技術的なことより、明るく元気な人を優先して採用したいと思っています。現在のメンバーは、和気あいあいとしていて、クリニックの雰囲気を本当に良く盛り上げてくれていますので、新加入メンバーにはさらなるパワーアップをお願いしたいと思います。

アイデムでも掲載しておりますが、このブログをご覧になった方も、ご興味のある方は履歴書ご送付下さい。
(7/20に応募者多数につき、締め切りとさせていただきました。現在の募集はございません。)

2012年6月28日木曜日

ホームページ刷新と予約制

当初、7月1日から公開予定の新ホームページが、業者さんの手違いで早めにアップされてしまいました。まあ、良しとしましょう。

ただ、予約システムについての告知が事前に出来ていなかったので、少し混乱が生じてしまいました。

当院は元々、「予約優先制」となっていて、「どなたでも診察しますが、予約を頂いている方を優先的に診ます。」というスタンスです。しかし、最近、キャパシティを超えてしまう日(特に土曜日)も有り、予約の方を大幅に待たせてしまうケースが出てきました。

そこで、出来るだけ予約を取りやすくする代わりに、「予約制」を強調させてもらうことにしました。内容的には今までと同じですが、どうしてもキャパシティを超えそうな日は、予約を頂いていない検診や美容相談などは日時を振り替えて頂けたらと思います。

OC処方、プラセンタ注射のみの方は今まで通り、予約なしで大丈夫です。緊急性が高いケースも、今まで通り診察させて頂きます。例をあげるとすれば、出血、腹痛、アフターピル、月経移動などでしょうか。

気軽に予約出来るように、ネット予約も開始しましたので、ご活用下さい。ただ、周知されるまでは、電話予約の方を多めに枠をとっていますので、予約が入りにくい場合は電話でご相談ください。

今でも、ほとんどの方にご予約頂いているので、上手く混雑が緩和できるのではと思うのですが…。

2012年6月18日月曜日

周辺が大盛り上がり

ここの所、新患の患者さんが多く、またそのほとんどが知り合いからのご紹介ということで、しみじみと喜びをかみしめております。6年目に入っても、まだまだ伸びしろはありそうです。何とか、皆さんの期待に応えれるよう頑張ります。

と、私もそれなりにやっているつもりなのですが、最近は周りの活躍が盛り上がっています。

まずは、中学・高校時代からの友人のテレビ出演決定。医師でもあり実業家でもある彼の活躍が、NHKで取り上げられるそうです。昔から大人物の風格がありましたが、今は磨きがかかっています。

次は、実兄が某大学の教授に就任するとのこと。「異動になりま~す。」という軽いノリで、別件メールの追伸で知りました。学問じゃかなわんです。(じゃあ、他に勝てることあるんかと言われそうですが・・・)

そして、これも中学・高校時代からの友人が、大阪の河内〇〇市の市長選に出馬表明!非常に頭脳明晰な彼が、生まれ故郷のために立ち上がりました。地方から何かを変えてくれそうです。

すごいと思いませんか?これがこの2週間ばかりで起こったことです。今回のは、華々しい例ばかりですが、みんな頑張ってるな~と思います。

私は、生来のんびりしていますので、違う世界のことのように感心していますが、もっと野心もたんとあかんかなという思いが頭をもたげることがあります。

しかし、「医師、スタッフ、患者さんのみんなにとって居心地の良いクリニックを提供する」のが目下の目標なので、野心って言ってもなぁ、という感じです。ま、背伸びせずに行かせてもらいます。





2012年6月8日金曜日

子宮頸がん予防ワクチンの近況

今年度も、公費での子宮頸がんワクチンの接種が可能になりましたが、ここ最近は接種希望者をほとんど見かけません。むしろ、公費以外の方が多いくらいです。最近予約が取りにくいとのお話もあったので、当院だけかと思っていたのですが、製薬会社の話では市全体で全く接種されていないとのことでした。

理由としては、接種予定の生徒さんは既に昨年度までに済ませているので、新規の方は実質、新中学1年しかいないということ。その1年生も夏頃から打ち始めるのではないかという事でした。

一方で、最近ホットになっているのが風疹ワクチンです。最近、近畿地方でも風疹が発生し、流行の兆しを見せています。風疹は妊娠初期に感染すると、先天性風疹症候群という、胎児に心奇形、白内障、難聴などを高頻度に起こす病態の原因となる事が知られています。今の30歳前後の方は、中学生時代のワクチン接種が廃止になった世代なので、未感染の方が多く、最近当院でも慌てて調べに来られる方が増えています。

風疹ワクチンと子宮頸がんワクチンとでは話が違う、と思うかもしれませんが、どちらも「あの時打っていれば…」と後悔のないようにと思います。ワクチンなんて打った時には、その有り難みは分からないものですし、打ったあともよく分からないと思います。でも、そんなものなのです。備えあれば憂いなし。罹ってから、「想定外」では遅いですから。

2012年5月29日火曜日

新しいホームページ作成中です

当院も6年目に入り、遅ればせながらの電子カルテ導入とホームページの刷新に躍起になっているところです。

電子カルテに関しては、開院時にコストをかけたくなかったのと、紙カルテの方が何かと融通が効きますので、導入を見送っていましたが、さすがにカルテ保管場所に困るようになり今回の導入となっています。

不慣れな間は患者様にもご迷惑をおかけするかもしれませんが、何卒ご容赦ください。

あと、ホームページ刷新は、スマホ対応を考えてのことです。同時にネット予約も可能になるように検討しておりますので、「予約の電話がつながりにくい」「診察時間内に電話できない」といったご不満も緩和できるのではないかと期待しております。

ホームページの方は、導入時期がまだ未定ですので、6月中にまた告知させていただきます。

巷では、生活保護の在り方についていろいろ論議が巻き起こっていますが、問題提起した議員をバッシングする報道があり大変驚きました。曰く、それが国会議員の仕事かということらしいですが、メディアが(あえて?)避けてきた問題を俎上にあげて何が悪いのかと思います。制度を見直す良いきっかけだと思いませんか?

2012年5月1日火曜日

5月になりました

あっという間に5月に入りました。ブログの更新がどんどん遅くなり大変申し訳ありません。

5月1日、2日はレセプトコンピューターという機器の入れ替えで、お休みさせていただいています。連休明けから、円滑に外来を進めるためですのでどうかご容赦ください。

当院もこの5月で、開院まる5年となりました。これも皆様のおかげと感謝しております。

先日、開院当初に悪性の腫瘍が見つかり、大学病院へ急遽紹介させてもらった患者さんが偶然お見えになりました。ガンの再発は5年くらいを目途に考えますので、区切りに来院いただいたのかと思いましたが、別件のマイナートラブルとのことでした。

患者さんとのやり取りは鮮明に覚えているのですが、目の前にいる元気ハツラツの方に当時の面影は全く無く、「すごくお元気にならはりましたね・・・」とつい口について出てしまいました。

病状も大した事なく、「先生のところ予約いっぱいやから、次回の予約もして帰ります。」とおっしゃるので「あの時はいくらでも診れましたからね・・・、今後もいつでも診ますよ」と答えました。何か戦友みたいな気持ちです。

開院当初に一番印象に残っている患者さんが、5年目の節目に来る偶然・・・人の縁って本当に不思議です。次の節目までに、またどのような縁をいただけますでしょうか。










2012年3月28日水曜日

エネルギー充填

3月26日(月)は午後の診察を休診とさせてもらい、芦屋ルナホールでの「ダンス・オブ・ハーツ」さんの公演を鑑賞させてもらいました。

元劇団四季の方も参加された素晴らしい公演で、感動いたしました。

いつも応援させていただいていますが、春から劇団四季に旅立たれる仲間との最後の公演ということもあってか、皆さんの特別な思いがこちらにも伝わってくるようでした。

「先生が座ってる姿、よく見えてましたよ!」と翌日、偶然近所で出会った生徒さんが教えてくれました。

「いや~、もう昨日は感激して…、どうもありがとう。」と、口について出たのは感謝の言葉だけでした。実際、人前で演じるということは、並大抵の努力ではないと思います。陰でどれほどの練習をしていることか・・・。毎日夜遅くまで、レッスン場の明かりが点いているのが仕事帰りに見えていました。

自分はあんなに力いっぱい頑張っているだろうか?公演を見て、ふと思いました。そして、私自身も看板を掲げて医療している以上、日々勉強、信頼してきてくださる患者さんに感謝。これしかないなと改めて思い知らされました。そう思うと、昨日も今日も忙しくさせてもらっているのが、何だか非常にうれしいです。

若い子たちに教えられ、またエネルギーをもらいました。

皆の夢がかなうように、今後も微力ながらクリニック挙げての応援をしていきたいと思います。

本当にいい公演でした。皆さんも今度、機会があれば是非足を運んでみてください。

2012年3月7日水曜日

異業種交流会

先日、芦屋・西宮の若手オーナーの異業種交流会というものに参加させて頂きました。


うちは診療所ですから、「他業種の方とコラボして広報宣伝」なんて事は必要ありませんが、地元の飲食店の方々と顔なじみになれたらラッキーかな?位の感じとちょっと他業種の人脈があると格好良いかなという下心からの参加でした。


名刺交換なんて慣れていないですから、少し戸惑ったのと、月曜日だったせいか、理容美容関係の方が多く、お目当ての飲食関係の方は少なかったです。


それでも、「芦屋ロール」のオーナーや、気になっていたバルーンアート・ショップのオーナーなどと面識が出来たのは嬉しかったですね。理美容関係の方は、一代で何店舗も経営されているオーナーさんが多く、多店舗展開の話など、当方とは縁遠いお話を聞かせてもらえて大変興味深かったです。


「人材がすべて」「本物しか残れない」…当たり前の事かもしれませんが、実践者の方々の口から直接聴くとズッシリときました。


最近、facebookなどを始めて、友人・知人の活躍を目の当たりにする機会が増えると、「もっと頑張らなくては」「人脈を広げなければ」と知らず知らずに煽られ気味になっていたんですよね。


自分達はこの地で根をしっかり張り、地域の方々の健康を守るのが使命。情報を発信し続けることで、自ずと人脈は築かれて行くことを、改めて確信致しました。


「評判聞いていますよ!」と言ってくださったオーナーも何人かいらっしゃいました。もっと、ドッシリとして良かったんですね。他人の目を意識し過ぎていました。反省、反省。


2012年2月23日木曜日

子宮頸がん予防ワクチンの方針

子宮頸がん予防ワクチンの公費接種が、来年度も継続されることが決定しました。

以前は「サーバリックス」というワクチンのみでしたが、昨年秋より「ガーダシル」というワクチンも承認され、2種類より選ぶことが出来ます。どちらも3回接種なのですが、途中で変更はできません。

以前もこのブログで紹介しましたが、「サーバリックス」は効果持続が長いと予想されており、「ガーダシル」は尖圭コンジローマという性病にも効くオマケ付きです。

どちらがお勧めとかは全く無いので、患者さんに説明して選んでもらっているのですが、患者さん自身も決めかねるようです。

そこで、公費接種の方は「ガーダシル」を、その他の任意の方は「サーバリックス」という基本方針と致しました。

理由は、「ガーダシル」の方が、若干、有害事象(赤くなったり、腫れたり)が少ないといわれており、中・高校生には向いているかな?と思えること。20歳以上の方は、効果持続が長かったり、やや防御範囲が広いかも?といわれている「サーバリックス」の方が良いかなと考えたからです。

診療の混乱を避けるためでもあり、どちらでも対応はできますので、ご要望のある方は遠慮なく仰って下さい。

2012年1月31日火曜日

緊急避妊薬「ノルレボ錠」の取り扱いを始めました

新年のごあいさつを書いた後、まったくブログを更新しないまま1月が終わってしまいました。今年から木曜日を基本休診の完全予約制とさせてもらったのですが、さしたる問題もなく経過しております。
 
 クリニック経営も安定した感があり、今月はまだ講演会などもありませんので、少しのんびり気分です。年初からこのような感じではいけませんね。

 新しいトピックですが、「ノルレボ錠」という緊急避妊薬の取り扱いを始めました。従来は「ヤッペ法」という中等量ホルモン剤を1回2錠で12時間ごとに2回内服する方法が主流なのですが、嘔気などの副作用が強く飲みづらいのが欠点でした。また用法的に認可されていない服用方法ですので、万が一、重篤な副作用が出た場合は国からの救済が受けられない場合があります。(本当に万が一ぐらいですが・・・)

 この新しい薬はその点、副作用が少ない専用薬なので安心なのですが、如何せん高い!当院でも税込・診察費込で15000円の設定です。これは従来法の3倍以上の値段ですが、他院のHPを見ても実は安い方でした。薬価が高すぎるのです。差益はほとんどありません。

 当初導入を悩んだのですが、人工妊娠中絶を選択するのに比べれば、費用は安いともいえますし、患者さんに選択の幅を与えるのも大事なことです。女性側だけにつらい思いをさせるというのは、当院のポリシーに反しますので、経済的にしんどい場合は従来法を、快適な服用を望むなら「ノルレボ」を、といった具合に使い分けてみようと思います。(但し、当院では従来法の場合、必ず吐き気止めも合わせて処方していますので、飲めなかったという例は皆無に近いです。)

 避妊成功率はほぼ同等か、ノルレボがやや上で80~85%くらいです。避妊に失敗してから72時間以内にクリニックに来院してください。

 無事生理が来たら、その後は低用量ピル(OC)飲みましょうね!こちらは避妊率100%です。

2012年1月3日火曜日

新年あけましておめでとうございます

皆様、新年あけましておめでとうございます。

年末年始は寝正月で過ごしており、例年になくゆったりとした正月となりました。それでも、年末には劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア」を観劇しパワーを貰い、昨日は三宮まで妻の買い物に同行しパワーを奪われる、とちょこちょこ近場はうろついております。

巷では、今年は未曽有の金融危機が訪れるとの話題が駆け巡っておりましたが、昨日の元町大丸を見る限りはそれも杞憂に終わりそうな感じです。

おかげさまでクリニックは、昨年も芦屋エリアでOC処方No.1。特に「ヤーズ」処方は周りのエリアを含めても群を抜いているとのことでした。

本年も、皆様が快適に過ごせるお手伝いができるようにがんばりますので、どうかよろしくお願いいたします。

新年は1月6日(金)からの診療となります。

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自己紹介

芦屋市, 兵庫県
阪神芦屋駅北へ徒歩2分。JR芦屋・阪急芦屋川からも徒歩8分の便利なクリニックです。