2026年8月16日日曜日

人手不足

お盆休みをいただいております。

と言いましても、家族で1泊旅行した程度で、あとはクリニックでなんやかやと作業をしたり、ダラダラと過ごしてしまいました。


人手不足から、水曜日の診療が17:00~と短縮になり、さりとて新しい人材もなかなか補充できないまま、もう半年くらい経っています。

巷では、人材不足から閉院する施設もちらほら聞き及んでおりますが、昨今の開業ラッシュの影響もあるのか、当院でも以前と比べ人材確保が思うようになりません。


人手不足は午後の時間帯なのですが、患者さんのニーズは多いが働き手がいないと言う宿命。子育て世代の方はお子さんの戻ってくる時間帯には帰宅したいでしょうし、子育て卒業した方も、今更夕方まで働くモチベーションが起きないであろうと推察されます。


私自身は、クリニックでも街の公共財的な役割があると考えています。

また、年代が団塊ジュニア世代に近く、人口ボリュームも大きいグループです。そこそこゆとりも出てきたこの年代が本当にサービスを享受する側に全面移行して良いものかとの思いもあります。

仕事帰りに寄れるように若い人をサポートしたいですが、それはもう当院でなくても良いのかもしれません。


覚えることが多いので辞めます、家が駅から遠くなったので辞めます、人が減って大変なので辞めます…同年代なんですよね。

人は歳を追うごとにそんな感じになるのかもしれません。

個人的にはあと10年は普通に出来るかなあと思っています。(早死に家系なんで病気さえしなきゃね)

わざわざFIRE(経済的に自立して早期リタイアすること)なんて目論まなくても、他に大してやることないのなんて自明ですしね。

ちょこちょこ休みも取らせてもらって、リラックスして仕事ができていますし、「足るを知る」がモットーな自分としてはいい感じなんですが。もっと暇をもらえそうな雰囲気です。

いや、これは10年後に急にやめるより、今頃から縮少していきなさいと言う啓示なのかとも思えてきました。


本当に、誰か救世主来てくんないかな…

それとも自動受付やオンライン診療を導入したら乗り切れるんでしょうか?

とりあえず、オンライン診療資格は取っておきましたが。

それとも、「5時までクリニック」にしてしまうのが無難かなあ。

最近は、こんなことばっかり考えています。


心の声がおっきくなっちゃいましたね。



2026年6月13日土曜日

日本は貧しくなっているのか

先日は、月曜日を臨時休診させていただきご迷惑をおかけいたしました。


3泊5日という強行日程でカナダに行ってまいりました。円安、原油高で航空運賃も高騰しておりますが、ホルムズ紛争前に予約を入れていて良かったです。


行ってきたのはカナダ中央部の中堅都市で、もうかれこれ、5、6回は訪れている場所です。2年ぶりの訪問です。


そこで表題の件になるのですが、昨今の円安で、海外旅行、輸入物価、エネルギーが軒並み高騰し、ハワイ旅行をコンビニだけで食事で済ませたなどという(多分架空の)エピソードを話題にしながら、日本は貧しくなったと宣うメディアが多く無いですか?


たしかに、ここまでの円安に対して、国が無策というか、手を打たせてもらえなかった側面はあるにせよ、そんなに貧しくなったのでしょうか?


現地に行って、レストランやコンビニで買い物をして思ったのは、確かに物価は上がっている。2年前に比べると1.3〜1.5倍くらいでしょうか?

短期の一人旅なんで、そんなに気にはならない。まあ、ちょっと高いかなって思う程度。ポーションがでかいから、あれもこれも注文しないですし。

困るのは、現地の人でしょう。多少賃金が上がったからって、物価も上がったんじゃ生活が変わるわけがない。何も変わっちゃいない。

そりゃ、日本に旅行に来るぐらいの層にとっては、自国よりもクオリティの高いものが安く手に入るわけだから、日本は良いねってことにはなるでしょうが、逆に日本人が海外旅行に行っても、このクオリティでこの値段じゃコスパ悪いよね、日本はやっぱり良いねって話になるだけですよ。


90年代は逆にすごい円高で、内需拡大とか言われてました。その代わり、海外旅行は安くて、グアムとか沖縄旅行より安かったんじゃ無いかな?

物価が安い上に量も多いから、日本も飽食の時代とかって言われてたけど、米国とかそんなの比じゃなかったです。時代が巡っているだけじゃないのかな。


別に日本は何も貧しくなってはいないし、海外がことさらリッチな暮らしになっているわけでもない。彼の地でも、いつもの日常が続いていました。(留学とかは厳しいかもですね)

物価高が続いて、生活がキツくなってくるのはこれからなのかもしれませんが…


2年前から確実に変わったことは、向こうの食べ物がキツくなってきたこと。

これは私が歳をとっただけで、為替のせいではないですね。





2026年4月11日土曜日

ご無沙汰でした

 年初から結構忙しかったのと最近は愚痴をAIが聞いてくれるので、ブログを書こうかというモチベーションが低下しておりました。


ここ最近、1週間の経過が早くなっているのを実感し始め、これは私にとって日々がマンネリ化しているサインであり、ちょっと気合を入れ直したくなった次第です。


1年経つのが早いですね…なんて誰も言いたくないのですよね。

それには、旅行など移動距離が多く、フレッシュな経験を積むことが得策と言われています。


私たちは、毎日のルーチン(仕事や家事など)をこなしているとき、脳はエネルギーを節約するために「低燃費モード」で動いています。あまりに慣れた景色や行動は、記憶に残りにくいのです。

しかし、旅行や遠出をすると、

未知の景色、音、匂いなど、大量の新しい情報が入ってくる

脳が「これは重要だ!」と判断し、フルパワーで記憶を開始する

結果として、1日あたりの記憶の密度が非常に濃くなる

この「密度の濃い記憶」を後で振り返ると、脳は「こんなにたくさんの出来事があったなら、長い時間が経ったに違いない」と錯覚します。これが1年を長く感じさせます。


昨年、いろいろ考える所があり、横浜に古いマンションを買いました。

(この辺りについてはまたおいおいお話ししていこうと思います)

基本、息子に住んでもらっているのですが、これを機に、関東圏への往復が多くなり、

1、2ヶ月に1回はあちらに行っています。

行くたびに新たな発見があり、おかげで最近までは時間を早く感じずに過ごせていました。


今年は、6月にカナダ出張、7月にはタイへ行くことを計画しています。

これで、今年もじっくり時間が経過すると思います。

皆様には診察時間で少し迷惑をおかけすることがありますが、何卒ご容赦ください。


また、色々と発信していきます。

2025年12月14日日曜日

前方180度

「阿部ちゃん、前方180度だけがドライバーの責任やから、後ろなんか気にせんでええんやで」


大学時代、私より早く免許をとり、家の車を乗り回してたせいか運転も上手だったクロちゃんが、私が初めて自分の車に乗った助手席でアドバイスしてくれました。


交通法規的にはどうかと思うのですが、人様の迷惑になっていないか気になってバックミラーばかりを見ていた私に、たまりかねての一言だったんでしょう。

でも、不思議とその言葉を聞いてから、運転が楽になった気がします。


先日、そのクロちゃんの突然の訃報に接しました。もう、20年以上会ってなかったけど、facebookで近影は見ていましたし、亡くなる2週間前に連絡があって、久しぶりの無駄話を交わして、1月に京都で仲間数人と会う約束をしたところだったんです。

本当に驚きました。


そして、仕事終わりに、お通夜に向かうため京都と奈良の県境の方の街までクルマを走らせている時に、ふとあのエピソードが蘇ってきたんです。


着いた頃には弔問客も少なくなっていて、残ってくれてた旧友や奥様、息子さんとあれこれ話しをしました。亡くなってからお通夜まで少し日にちが経っていたせいか、奥様も息子さんも医療関係者のせいか、思いの外、湿っぽさのない明るいお通夜でした。


そこで、あのエピソードを話したんです。そしたら、奥様も息子さんも口を揃えて「全く同じこと言われた」って。クロちゃん秘伝の運転の心得だったんですね。


なぜ、あんな話を思い出したのだろうと帰り道でも考えてたら、ちょうど暗い奈良側から、トンネル抜けてネオンの多い大阪に入ったあたりで、ふと思ったんです。

ああ、前方180度って、現在と未来のことなんだなって。


クロちゃんの乗るクルマは、どこかのインターで降りたのかもしれないし、

ずっと前を走ってるのかもしれない。

でもとにかく、私たちは前方180度だけ見ておけば良いってことなんだよね。

2025年9月15日月曜日

幸福論

こうみえて、私だって人生について考えています。そして幸福とはなんであろうかと。

昨今の脳科学的に解明するならば、幸福感とはホルモンや神経伝達物質が媒介する電気信号のネットワーク活動ということになります。

それを大別するならば、
1. 心の安定・安心感のセロトニン
2.  快感・やる気・達成感のドーパミン
3.  愛情・絆のオキシトシン
4.  強い快楽・鎮痛作用のエンドルフィン
ということになるでしょう。

まあ、例えばですが、
猫ちゃんに起こされ、毎朝5時半に起床、庭の水やり(セロトニン)
仕事で、不妊治療中の患者さんが妊娠判明(ドーパミン)
妻にちょっと怒られたけど、猫ちゃんを撫でて(オキシトシン)
スパ水春のロウリュウで整って(エンドルフィン)

あるいは
ジムでストレッチとウォーキング(セロトニン)
連休前の外来が終わって(ドーパミン)
あれやっといてって言われたことを忘れて注意されたけど、猫ちゃん撫でて(オキシトシン)
週末に美味しいもの食べて(エンドルフィン)
(※あくまでも参考です)

これを日々達成していけば、ああ幸せな人生だったなとなるのでは?

人間の悩みなんて、
金、恋愛も含めた人間関係、仕事、健康の4つくらいしかなんですから、
それぞれの悩みを、幸福ホルモンに変換できれば良いんじゃないですかね?
こう解釈したら、このホルモン出るなとか考えて。

1日が終わる時に、『今日は4つの幸福ホルモン、全部出たな』って思えたら幸せかなと。

このストレス解消にもつながるアイデアをスタッフに得意げに披露したところ、
「ふーん、誰も同意しないんじゃないですか」とにべも無い返事…
ふう、今日も猫ちゃん撫でよう。

あとは、「かわいい」より「きゃわいい〜」、「うまい」より「うまうまうま〜い」の方が、
より幸福ホルモンが出るのか、私の分析はそこまで進んでるんだけどな…

2025年8月31日日曜日

デジタルデトックス

ここ最近、人の名前や今やろうとしてたこと、言おうとしていたことを忘れてしまうことが多くなりました。

“いったい私はこの冷蔵庫の前で何をしているんだ?”

“何が言いたいがために私はこの件を話してんだ?”

「ボケてきてんのかな?」と奥様に尋ねても、「歳なんちゃう?」と返されてしまいます。


奥様も以前よりずっと、主語が無かったり、話の主題がいつのまにか変わっていくという症状が悪化しているように思えるのですが、

「チョット何言ってるかわからないw」とサンドイッチマン風に返すと、

「やっぱりボケてきたんちゃう」と怒られてしまいます。

(なのに子供達に指摘された時は照れてるだけなのが納得いかず、一人猫ちゃん撫でてます)


もちろん歳のせいもあるかもしれませんが、これはネットの見過ぎのせいではないかと思っています。

そんなことを書いている記事を見たような気がします。


毎日、大量の情報を入力しすぎて、アウトプットがうまく機能していない。

本や活字ぐらいの情報量からなら引き出すのも簡単だったのに、YouTubeやSNSなどから映像や聴覚も加えて入力されたラベリングされていない情報が脳に散乱しており、うまく引っ張ってこれない。

これなんじゃないかな?


よし、じゃあデジタルデトックスするぞ! 

少し涼しくなったら、ロックガーデンでも登ろうと決意し、

靴だけはネットじゃダメだなと好日山荘(アウトドア専門店)で購入。

9月はよ来いと構えていたところに、クマ騒動。

私の行く手を阻むように、森にはクマ、街には刃物を持った人が徘徊するという事件が連発。

結局、家でネット三昧の8月でした。靴はまだピカピカです。


クリニックに来る若い患者さんやうちの子供たちのようなZ世代は、デジタルネイティブのせいか、親以上のデジタル環境にありながらも割と理路整然と話をしてくれます。

この情報処理能力の差って、環境なんでしょうか、それともやはり年齢なんでしょうか。


2025年6月25日水曜日

久しぶりにピルの新作が出た

 ジェネリック薬の広がりはあっても、久しく新製品の販売がなかった低用量ピルに新製品が2つ登場しました。

昨年末に発売された「アリッサ配合錠」と今月末に発売される「スリンダ錠」です。


「アリッサ」は保険適用のある月経困難症治療薬として、「スリンダ錠」は避妊薬として保険適用外で認可されました。

当クリニックは非常に多くのピルユーザーに来院いただいていますので、私の場合はどうしたら良いのか?と悩まれる方もいらっしゃるかと思います。


簡潔に述べさせていただくならば、今のピルで不満がなければ変える必要なしです。

しかしながら、血栓症がどうしても心配、肥満の方、喫煙者の方はお薬を変える良い機会となりそうです。


独断と偏見でおすすめ順に述べさせていただくと、

血栓リスク少)   スリンダ>アリッサ>従来ピル

価格メリット)  従来ピル>アリッサ>スリンダ

長期安全性)   スリンダ>従来ピル>アリッサ

シート途中の出血)従来ピル=アリッサ>スリンダ

それぞれ僅差ではありますが、上記のように感じています。

(ジェノゲスト、アザリアはスリンダに近いものと考えてください)


組み合わせによってお互いの弱点が消せる場合があり、アイデアも持ってますので、皆様のご希望に合わせてベストな処方ができたらと考えています。


めずらしく、至って真面目な文章が書けました。

なんかオチが書きたい…


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