2024年12月28日土曜日

私は82歳で死にたい

 あっという間の1年でした…といつもの年末にはつぶやいておりましたが、今年は例年よりゆっくり時が過ぎたように思います。

久しぶりのカナダや札幌、愛媛、色々旅したせいもあったでしょうし、実家を引き払ったり、色々清算すべきものがあったり、訃報も多く人生を見つめ直す機会が多かったせいもあるかも知れません。


年末最後の投稿はいささかショッキングなタイトルではありますが、何のことはない、昔、手に取った『私は77歳で死にたい』という本の題名をもじっただけです。邱永漢(きゅう えいかん)さんという当時よく財テク本を書いておられた方の著作です。

内容はよく覚えていないのですが、当時の男性の平均寿命が77歳だったので、そこから逆算して人生設計しなさいよってことだったと思います。寿命と余命は違いますので、邱さんは結局88歳で亡くなっていますが、設定した寿命から長生きしたらそれは神様からのプレゼントだと思いなさいってことも書いてあったような気がします。

素敵な考え方だなと思い、私自身も『77歳』をイメージして生きてまいりましたが、ここに来て時代も変わり、それはちと早すぎるかと思い直し、『+5歳』設定に変更し、そのためにも現状より5歳若返る方向に舵を切りました。


50歳から週に2、3回はジムに行くようになり(当初はオーバートレーニングで体調不良)、NMNやマルチビタミンを摂取し、酒量も控えめにし、そのせいか最近は患者さんからも「(オッサンにしては)お肌がキレイ」と言われるまでになりました。

来年3月に55歳になる時に、50歳で通用すれば、タイムリープ計画は成功なのですが、最大の懸案事項は毛髪問題です。フサフサのほうが若々しく見えることに異論はないと思いますが、長年薄毛に悩まされてきた私は、開業によりAGA治療薬が容易に入手できたことで、何とかこの年まで体裁を保っている(?)状況です。

自分でも意外だったのは、横山ノック型になるかと思っていたのが、どちらかといえばザビエル型であったこと。このタイプは部分カツラなどを乗っければ結構サマになると思うのですが、女性用のそれが「おしゃれウィッグ」と呼ばれ、いくつになっても身だしなみに気をつけているなあと好印象なのに比べ、男性用は「ズラ」と侮蔑的に呼ばれた挙句、「潔くない」「取ったところを見せろ」「自分なら全部剃る」…など数多くの十字架を背負わされる羽目になります。いっそ誰も知り合いのいない街で相棒の「ウィッグ」と共に…

…考え過ぎかも知れません。髪にも良くないので、この辺でやめておきましょう。年の終わりにアホな話題でした。


本年も当院を応援いただきありがとうございます。

来年も皆様にとって良い年でありますように、微力ながらお手伝いさせていただきます。

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