ここ最近、人の名前や今やろうとしてたこと、言おうとしていたことを忘れてしまうことが多くなりました。
“いったい私はこの冷蔵庫の前で何をしているんだ?”
“何が言いたいがために私はこの件を話してんだ?”
「ボケてきてんのかな?」と奥様に尋ねても、「歳なんちゃう?」と返されてしまいます。
奥様も以前よりずっと、主語が無かったり、話の主題がいつのまにか変わっていくという症状が悪化しているように思えるのですが、
「チョット何言ってるかわからないw」とサンドイッチマン風に返すと、
「やっぱりボケてきたんちゃう」と怒られてしまいます。
(なのに子供達に指摘された時は照れてるだけなのが納得いかず、一人猫ちゃん撫でてます)
もちろん歳のせいもあるかもしれませんが、これはネットの見過ぎのせいではないかと思っています。
そんなことを書いている記事を見たような気がします。
毎日、大量の情報を入力しすぎて、アウトプットがうまく機能していない。
本や活字ぐらいの情報量からなら引き出すのも簡単だったのに、YouTubeやSNSなどから映像や聴覚も加えて入力されたラベリングされていない情報が脳に散乱しており、うまく引っ張ってこれない。
これなんじゃないかな?
よし、じゃあデジタルデトックスするぞ!
少し涼しくなったら、ロックガーデンでも登ろうと決意し、
靴だけはネットじゃダメだなと好日山荘(アウトドア専門店)で購入。
9月はよ来いと構えていたところに、クマ騒動。
私の行く手を阻むように、森にはクマ、街には刃物を持った人が徘徊するという事件が連発。
結局、家でネット三昧の8月でした。靴はまだピカピカです。
クリニックに来る若い患者さんやうちの子供たちのようなZ世代は、デジタルネイティブのせいか、親以上のデジタル環境にありながらも割と理路整然と話をしてくれます。
この情報処理能力の差って、環境なんでしょうか、それともやはり年齢なんでしょうか。