当院も開院3年目に入りました。ようやくこの街の方にも認知されてきたかな?と感じています。
当初は「女性院長」を前面に出しすぎたのか、夕診で私が出ている日に「男の先生なら結構です」と受付で帰られた新患さんがいました。医者をやっててそのようなリアクションをとられたことがなかったのでこちらは衝撃でした。HPにも玄関にも私の名前が出てますし、最近は女医さんだけというクリニックも多く、どうしても男の医者はイヤという人にも選択肢は広がってますからね。院長も元々この手の極端な方には与しないので、「夫婦でやってるって書いてんねんから、絶対女医が!なんていう人はもうええんちゃう」と少し凹んだ私をフォローしてくれてました。最近はさすがにそういう方はいなくなりましたけど・・・。
自分自身は『せめて自分にかかわった人だけは幸せになってもらいたい』というのがこの仕事に就いてからの信念です。診察室でお会いするのも何かの縁だと思うのです。すべての人を幸せにするのは無理ですけど、自分にかかわった人にはアツくなってしまいます。家庭に仕事持ち込みまくりです。夫婦とも似たようなものですから、「あの人、今度どう治療していこうか?」が食卓の話題にも上ります。ピタッと治療方針が一致したり、合点がいく方針が出たりすると職業的な快感(?)を感じます。枕を高くして眠れる感じ。診療価値をそういうところにおいているので、医師が男か女かなどというのは次元が違う気がしてしまうんですよね。恥ずかしいとかってあるんでしょうけどね。まあ自分とはかかわらないはずの人だったんですね。
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