子宮ガンには子宮頸ガンと子宮体ガンとがあります。一般的な子宮ガン検診とは頸ガンの方を指します。20歳から検診が必要です。子宮頸ガンはHPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)が原因となっており、性交経験のある方なら誰もがその危険性があることが分かっています。多数のHPVのタイプの中に発ガン性を持っているものがあり、その感染が数年から十数年持続することで発症します。昨今の初交経験の低年齢化で、20歳代での子宮頸ガンの数が増えています。(例えば、17歳で性交によりHPVに感染すると、10年後の27歳ごろには発症というシナリオです。)
最近は映画などの影響で乳ガンにはかなり関心が高まっていますが、20代は子宮頸がんの方がもっと重要です。実は乳ガン啓蒙キャンペーンの方がスポンサーが付きやすいそうです。認知度に差がついているのもそのせいですね。
海外ではHPVの予防用ワクチンが出ていて効果も実証されています。(12歳ぐらいで予防接種しているようです。)日本でも近いうちに認可されますのでこの病気は今後激減するはずです。そんな病気にかかってしまうのもったいないと思いませんか?残念ながらまだ治療用のワクチンはありませんので、今はとにかく早期発見。そう、検診です。
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