当直中です。分娩も無事終わり今は病棟も落ち着いています。この病院で勤務するようになってからは、月6回の当直を任されています。開業が軌道に乗った今でもお手伝いさせてもらっているのは、年齢的に自身の腕が鈍らないためと、産科医減少の現場から目を背けられない心情からです。
月6回の当直ですと年間72回、5年間のうちほぼ1年をこの当直室で過ごしていることになります。「産科医(医師)の待遇を改善してこそ良質な医療が提供できる」という発想から発足したクリニックですので、食事も豪華ですし、部屋にはTV・DVD・PCなどもすべて完備されています。家では一人になる時間が意外と少ないですから、事務仕事などもよくはかどります。(軟禁状態ですのでそれなりにストレスはありますが…)
窓無し、シャワー無し、食事無しのところも多かったですし、月8回以上は当直していた生活は、ちょっと思い出したくないですね。なぜ当時はこのような発想がなかったんでしょうか?ドラマでも仮眠室からたたき起こされる医師の姿が今もよく描かれますが…、あれは週1回位で限度ですよね。
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