旧来の「ヤーズ」は1シートの中に24錠の実薬と4錠の偽薬が入っており、その偽薬服用の間に生理が起こるようになっています。
「−フレックス」の方は、28錠全部が実薬で、「生理起こしたいときに勝手に4日間休んでくださいね」っていうスタイルです。120日位まで連続服用できます。(多分途中で出血が起こるはずなので7、80日間くらいでは生理を起こすことになるでしょう)
成分は同じものですので、毎月生理を確認したい人は「ヤーズ」、出来るだけ先延ばしにしたい人、内膜症などの治療で使う人は「−フレックス」が良いでしょう。
発売前に患者さん何人かに尋ねてみましたが、希望は半々といったところでしょうか?
(
ちなみに、ピルで起こす生理は回数が減ろうと何の問題もありませんからね。)
あと、海外で広く使用されている『ミニピル』と呼ばれるジャンルのピルを並行輸入で扱い始めました。避妊・過多月経に効果のあるのはもちろんですが、血栓のリスクが極めて少ないため、肥満・喫煙者・年長者にも使用可能です。
一昨年秋に保険認可されたIUS(子宮内避妊システム)『ミレーナ』という過多月経治療器具(インプラントするピルってところでしょうか)があり、昨年来多くの患者さんに使用して頂いていますが、こちらは子宮内に挿入する必要があるため、どうしても挿入困難な方、怖いとおっしゃる方がいます。そんな方に『ミニピル』がはまります。
少し、種類が増えたので患者さん向けに『当院のピル治療の考え方』を年代別に整理して用紙にしておきました。印刷して待合に置いておきますのでよろしければ目を通してみてくださいね。
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